好きと感謝と日常と

「ものの見方・考え方」を発信する人生応援ブログ

満足と向上心のバランス イチロー選手の言葉

私は,30代前半くらいまで,自分をなかなか認められませんでした。
仕事で何かを達成しても,課題に目が向き,本心から満足できないのです。
「まだ駄目だな」,「もっと~しないと」
満足してはいけない,満足してしまったら終わりだと思っていたのです。
良い言い方をすれば,向上心が強いともいえますが,一方で自分に自信がなく,定職につくのも遅かった私は,どこか焦っていました。

自分への厳しさは,無意識に他人への厳しさにもつながります。
他者に対して,自分と少し価値観が異なると,「どうして,そんな態度なんだ」,「そんなの常識だろう」といった不満や怒りが沸いてくるのです。

そんなあるとき,ふと自分に疲れてしまいました。
頑張ることに疲れたのです。

ちょうどその頃,野球選手のイチロー選手が,4000本安打を達成した記者会見をテレビで視聴しました。

記者がイチロー選手に,次のような質問します。
「現状に満足することはありませんか?」

すると,イチロー選手は,少しイラっとした表情をして(私の記憶では),
「いえいえ,僕,満足いっぱいしてますから。今日だってもの凄い満足しているし,それを重ねないと僕は駄目だと思うんですよね。」

「満足したらそれで終わりだと言いますが,とても弱い人の発想ですね。僕は満足を重ねないと次が生まれないと思っているので,もの凄いちっちゃいことでも満足するし,達成感も時には感じるし,でもそれを感じることによって,次が生まれてくるんですよね。」

「意図的にこんなことで満足しちゃいけない,まだまだだと言い聞かせている人は,しんどいですよ。じゃ,何を目標にしたらいいのですか,嬉しかったら喜べばいいんですよ。というのが,僕の考え方ですけどね。」

イチロー選手の言葉に,私は衝撃を受けました。
まさに,自分に語ってくれているように思ったのです。
「満足してもいい」「小さな満足をたくさんしていい」
私なりの頑張りを自分で認めて,満足する,そこからまた次をスタートさせればいい。素直にそう思えたのです。

この心の転換は,私を大きく成長させてくれました。
それ以来,毎日,満足しています(笑)
イチロー選手,野球のプレーだけでなく,考え方もすごいですね。
勝手に尊敬しています。

 

ダメな自分に気づいたら

みなさんは,ダメな自分に気づいたとき,どう思っているでしょうか。
自分のダメなところに気づくと,気持ちが落ち込んだり,
なかには自己嫌悪になる方もいるでしょう。
しかし,あえて言いたいと思います。
ダメな自分に気づいたら,自分を褒めてみてはどうでしょうか。

気づけたこと自体,気づけた自分を褒めるのです。
私たちは,様々な経験や気づきを得ながら生きています。
生きることは,学び続けることだとも言えます。
だとすれば,気づけたことは,それだけで素晴らしいことだと思うのです。

今度から,ダメな自分に気づいたら,よしよしと自分を褒めてあげてください。

 

「かまえて、打って、ねらいをしぼる」

物事に取り組むときに心がけたいことを書きます。
アーチェリーや射的に例えた言葉です。
「かまえて,打って,ねらいをしぼる」

多くの人は,「かまえて,ねらいをしぼって,打つ」,もしくは,
「ねらいをしぼって,かまえて,打つ」のではないでしょうか。
私もその1人です。
つまり,しっかり目標や準備をしてから打つ,物事に取りかかるわけです。
とても大切ですね。
一方で,「かまえて,打って,ねらいをしぼる」とは?

まず,「行動しよう」ということです。
目標を立てたり,準備をしたりするだけで,満足してしまって,
行動できない人,いませんか?
この目標で正しいのかな?とか,この準備で大丈夫かな?と心配になり,
行動ができない,ということもあるかもしれません。
そんなときは,まず行動してみること。
行動してみることで,見える世界が広がるかもしれません。
よりはっきりとした目標が見つかるかもしれません。
失敗は,次に修正すればよいのです。

「かまえて,打って,ねらいをしぼる」
なるほど,と考えさせられた言葉でした。

 

明日は成人の日ですね。

明日は成人の日,この連休に成人式があった自治体も多いだろう。
ふと,自分の成人のときのことを思い出してみたのですが,
これっといったエピソードもありません。
何の気なしに成人になったのだろうと思います。

ところで,成人となる若者たちは,大人になることに希望をもっているのかな?
どうなんでしょうか?
これまで,大人の嫌な面もたくさん見聞きしているかもしれません。
社会への不満もあるかもしれません。
それでも,希望をもってほしいなと願うのです。

では,最後に成人を迎えられる皆さんへ一言。
「大人になるって,面白いよ。おめでとう!」

普通に仕事ができること

今日から仕事はじめです。

仕事が嫌だなぁという方には共感してもらえないと思いますが,
私は,仕事が好きです。
こうして,毎日普通に仕事ができることに幸せを感じています。
実は,若いころ,無職だったり,定職につかなかったりした時代がありました。
そのころは,本当に苦しかった。心も生活も。
自分が何をしたいのか,さまよっていたのです。

そこからスタートして,現在まで3つの職種を経験しています。
適当に転職したわけではありません。
振り返れば,どの仕事も,好きな仕事です。
貴重な経験もできています。

好きな仕事だとしても,もちろん大変なことはあります。
でも,普通に仕事ができること,このことが何よりも有難い。
そう思って,また今年もスタートしたいと思います。

勝手に尊敬 心の師匠

私には,勝手に心の師匠だと思っている方が何人かいます。
そのうちの1人が,芸能人の所ジョージさんです。
本当に素敵な生き方,考え方をされている方です。
今後もこのブログで紹介させていただきたいと思っています。
所さんが,こんなことをおっしゃっていました。

「お茶を人に入れてもらうより,入れる人のほうが,熱い思いをしたり,湯飲みを洗わなきゃと考えたりして,いろいろな経験ができるから幸せなんだよ。」

「ゴミを捨てる人より,ゴミを拾う人のほうが幸せ。」

「トイレに行って,トイレットペーパーが切れていたとする。そのとき,トイレットペーパーを自分が替えされられた,じゃないの。むしろ,替えることが幸せ。替えてあげたら,だれか(家族)が喜ぶじゃん。それを想像すると幸せ。それを人にやらすなんて,もったいない。」

うーん,なんて深いお言葉。
勝手に尊敬しています。

喜怒哀楽の総和

「人生は喜怒哀楽の総和で決まる」
こんな言葉に出会いました。
どういう意味だと思いますか?
人は,うれしいことや楽しいことがたくさんあるほうがいいに決まっています。
でも,それだけが人生の充実度を決めるわけではない,というのです。
苦しみや哀しみ,怒りや辛さも含めて,人生は充実していくのだと。
人生はたし算,無駄な経験は何もないということでしょうか。

もしも,苦しいことや辛いことに直面したら,それも含めて,「あ~これでまた人生が充実するわ」と考える。
そう思えたら,ちょっとだけ前に進む勇気が湧いてきます。
私は,まだまだその境地には立てませんが,素敵な考え方だと思いました。